この仕事向いていない?辞める前に判断するポイントや対処方法を解説!
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今の仕事が向いていないと思ったり、ミスが続きよく怒られたりして退職したいと考える人も多いのではないでしょうか。しかし、退職に関しては本当に向いていないのかを辞める前にもう一度考え、慎重になる必要があります。
この記事では、仕事が向いていないかを判断するポイントや対処方法、退職を言い出せないという人のために役立つ方法などについて紹介していきます。
1.仕事が向いていないかを判断するポイント
現在の仕事に向いているかどうかを判断するポイントはさまざまありますが、基本的に大切なのは、ストレスがないか、ストレスがあっても自身にプラスに働く仕事内容かということです。ここでは、 具体的な3つの押さえるべきポイントを紹介していきます。
1-1. 現在の仕事が好きか
今の仕事が好きだと断言できれば、辞めるのは早計でしょう。好きということは、向いているとも判断できます。まずは、何をきっかけに今の職業に就いたか、就職に至ってから現在までの経緯を振り返ってみて、自身の気持ちの確認をするのが大切です。
就職して日が浅い内は、仕事に慣れておらずミスを連発してしまう場合も当然考えられます。ミスが続くと意欲を失ってしまうこともあるでしょう。しかし、スキルはすぐに身に付くものではありません。スキルがまだ身に付いていない段階でやる気を失い、それだけで向いてないと判断するのは早いでしょう。
また、仕事にやりがいを感じるかどうかを考えてみるのも必要です。激務であってもやりがいを感じられれば、スキルを身に付けるための努力や学習も進んで取り組めます。
1-2. 少しずつでも成長しているか
成長を少しでも感じられるのであれば、当然無駄にはなっていません。どこかで自身に合っている部分があるといえるので、現在の職業に向いているといえるでしょう。
まずは、入社した頃や数年前の自分と、現在の自分の能力を詳細に比較してみることが大切です。営業スキルは向上しているか、中でもどのようなスキルが成長したのか、事務スキルやパソコンスキルはどうかなど、成長が見られる場合、その成長は自身のキャリア形成に必要なものかについて考慮してみましょう。
もし、昔の自分と比べても何も成長していない、仕事の効率が良くなっていないなどの場合に初めて、向いていない可能性が考えられます。
1-3. 職場環境に問題はないか
職場環境に問題はないか、振り返ってみることも重要です。仕事が自分に合っていないのではなく、職場環境が合っていないケースも当然考えられます。
ワークライフバランスが重要視される社会では、残業が多いかどうかは、職場環境の問題点を見付けるうえで、非常に大切なポイントです。もちろんどうしても残業しなければならないときもありますが、必要以上の残業が苦痛に感じる場合は多いでしょう。
ほかにも、社員教育制度がなかったり、ハラスメントが多かったりするのも職場環境の問題点として考えられます。それらがあったとして、改善される仕組みがない、相談できる人がいないなどもまた、同様の問題点です。
職場に問題がある場合は、社内環境を変える努力をするか、もしくは転職を考慮しても良いでしょう。
2.仕事が向いていないと思う場合の対処方法
仕事の向き不向きを考えたときに、その対処方法も転職の一つだけではありません。さまざまな方法で、新たな向きあい方もできます。ここからは、3つの対処方法について詳細に解説していきます。
2-1. 仕事の取り組み方を工夫する
仕事に対する取り組み方を変えるだけで、劇的に意識が改善される場合もあります。
たとえば、今ある業務に細かく目標値を設定するだけで、着実なステップアップによって自信がついて意欲がわくこともあるでしょう。
また、仕事に関係する知識やスキルを磨くことも手段の一つです。業務に関する知識が増えれば、それだけ突発的なトラブルなどの対処法も増えます。何をすれば良いか分からないという状況は焦りやストレスを生みますが、それらを解消するために業務に対する理解を深めるのも良いでしょう。
基本的に大切なのは、効率良く仕事ができないかどうかを考えることです。ただ何となく業務をこなしていてはやりがいも生まれません。まずは工夫によって苦手分野の克服を図ってみるのも大切です。
2-2. 仕事をしばらく休む
転職や退職まではいかないにしても、 有給休暇などを利用してしばらく仕事から離れてみることも大切です。その仕事に向いていないという訳ではなく、一時的なスランプという可能性も否定できません。
仕事をするうえでは、少なからずストレスやプレッシャーなどで心身が疲れてしまいます。入社したばかりの頃はもちろん、新しい部署に異動した途端に本来のパフォーマンスができなくなるケースもあります。その場合には、リフレッシュをして、心身の疲労の回復を図るのが大切です。
医者に病気と診断された訳ではないのに、休むことに抵抗を感じる人も少なくありませんが、有給休暇は好きなときに使う権利があります。むしろ休んでより良いパフォーマンスができるのであれば、積極的に取得したほうが良いでしょう。
2-3. 転職する
前述したような2つの方法では対策し切れないという場合は、もちろん転職も一つの方法です。自身の能力不足ではなく、環境が合っていないという原因も考えられるため、心機一転して新しい地に行けば、自身の能力を十分に発揮できる場合もあるでしょう。
転職する場合は切り替えが大切です。自身の能力不足をいつまでも悔やむのではなく、今の仕事は、自分に合わなかったと心を一新して、新しい仕事に取り組みましょう。また、その際には、転職先での自身のビジョンをしっかりと定め、自分はどうなりたいのか、何を目的に転職するのかを決めて、同じ失敗を繰り返さないようにすることが大切です。
辞めたいけど言い出せない、引き止められるなどの理由によって自分では退職を申し出られない場合の方法については後述します。
3.直接伝えずに仕事を辞める方法は?
転職しようと考えても、自分ではその旨を言い出せない、勇気がでないなどの場合には、直接伝えずとも仕事を辞められる方法もあります。ここからは、直接伝えずに退職する方法を2つ紹介していきます。
3-1. メールを利用したり親に頼んだりする
退職の意思を、自分ではなく、たとえば家族の誰かが伝えても、特に法律上は問題ありません。そのため、自分で伝えられない場合は、親に伝えてもらうという方法もあります。
ただし、親の意思だけで辞めさせられることもできてしまうため、 本人の意思を確認しなければ退職を認めない企業も多いでしょう。結局は会社と連絡を取って、本人の口から退職の意思を申し出なければならない状況に陥る可能性もあるので、注意が必要です。
また、直接口頭ではなくともメールで伝える方法もありますが、電話がかかってくるなど何度も引き止められる場合も考えられます。また、退職理由がうまく伝わらないこともあるので、その点は頭に入れておかなければなりません。
3-2. 退職代行を利用する
退職代行とは、その名の通り直接本人から退職の旨を会社に伝えずとも、 退職代行業者が退職の意思を代弁してくれるサービスです。会社に行くのも辛い人や、退職を申し出たのにうやむやにされている人など、多くの人が利用しています。
必要書類も、代行業者が間に立って郵送でやりとりできるので、会社と直接やり取りすることはありません。保険証など、会社に返却する必要があるものも、郵送で返却可能です。即日退社もできるので、事務的に退職を進められます。
ただし、退職代行業者はあくまでも退職の意思を伝えるだけです。退職金などの退職に関する交渉が必要な場合は、 弁護士が対応してくれるサービスを利用しましょう。
4.仕事が本当に向いていないなら転職も考えよう
今の仕事が向いていないと考えた場合でも、向いているか判断するポイントや対処方法などを振り返って、もう一度深く考慮してみましょう。それでも向いていないという結論が出るのであれば、転職するのも一つの手です。
直接伝えずに退職する方法も紹介しましたが、退職の旨を会社に伝えづらい場合は、 退職代行サービスの無料相談を利用してみてはいかがでしょうか。